眼精疲労や緑内障の治療にスーパーライザーが有効と聞いたのですが。
(45歳 女性)
スーパーライザーとは直線偏光近赤外線を用いて頚の星状神経層をブロックし、交換神経の緊張をとる装置です。赤い光を頚に当てるだけで、少し暖かいだけで痛くはありません。整形外科やペインクリニックでもよく使われています。眼科領域では眼の血流を増やすことにより、網膜血管閉塞症、網膜色素変性症、糖尿病性網膜症、視神経炎、緑内障、黄斑変性症、中心性網脈絡膜炎、飛蚊症、眼精疲労(疲れ目)、眼筋麻痺、仮性近視、アレルギー性結膜炎、ドライアイ、角膜潰瘍などに効果があるといわれています。難治従来の治療法では治りにくい病気にも効果がみられるということで、今注目されています。週1〜2回で、5〜10回目ぐらいから効果が出てくるようです。一度試してみてはどうでしょうか?

回答 医療法人 岡田クリニック眼科 岡田芳春理事長

視神経乳頭陥凹拡大
初めまして。私の主人(28才男性)の相談です。
先日、人間ドックにて、視神経乳頭陥凹拡大と診断されました。
また、2年ほど前から目の前に、視界の端に黒い点が見えるようになりました(黒目の動きと連動して動く)。色盲の家系でもあるので、何かと心配しています。本人は心配ないからと病院に行こうとしないので緑内障や網膜剥離等だったらどうしようかと私は不安に駆られています。職場からも近いので、貴院に来院させていただきたいのですが、主人の重たい腰を動かす為にも、先生のご見解をお伺いできれば幸甚です。お忙しい中恐縮ですが、宜しくお願いいたします。

最近の人間ドックは、市民病院の眼科部長をされていた先生が健診センターの所長をされているところもあり、精度が高くなっています。視神経乳頭陥凹拡大と言われたなら、まずその通り拡大はあると思われます。視神経乳頭陥凹拡大といっても程度があり、近視性変化のみから、早期緑内障、初期緑内障など様々な状態があると思われます。20歳台でもまれには点眼治療必要な場合もあります。当院にて、ハンフリーFDT視野検査、デジタル眼底カメラ、網膜神経層検査(GDX)を行えば(散瞳なしで検査時間計15分)診断できると思われます。眼鏡、コンタクトの定期検査ということで来院されてはいかがでしょうか。

回答 医療法人 岡田クリニック眼科 岡田芳春理事長

質問です。
私は目の調子が悪いのです。
ここの眼科は、コンタクトと関係なく検査だけでも出来ますか?
コンタクトを使用されていて、目の調子が悪いのでしょうか。コンタクト店に隣接した眼科では、非眼科医による診療が多く、診察時間は1分程度で、目の表面の傷とかコンタクトの動きだけしか診ていないこともあります。目の裏や目の奥は見えないので、アレルギーや緑内障は見逃されています。CLの合併症で多いのは、アレルギー性結膜炎、角膜乾燥症です。CL使用者の40%にみられます。特に長期ソフトCLにアレルギー多いです。使い捨てCLに変えるとある程度改善できます。また調子よく長期ソフトCLを使っている人の中には、角膜の内皮細胞が減っている場合もあります。使い捨てコンタクトでは、旧メダリストによるsealが有名でした。黒目の上方の傷です。ハードCLの合併症としては、まず異物感が取れないことがあり、白目の横が黄色くふくらみ充血する瞼裂斑炎を起こしていることもあります。3時−9時の傷も同時におこることもあります。また、10−20年ハードを使っていると、ハードCL眼瞼下垂を起こすこともあるようです。レンズが動きすぎると見えにくいので、まばたきを遠慮がちに行うということから起こるのかもしれません。。一度来院して診察受けられるようお勧めします。

回答 医療法人 岡田クリニック眼科 岡田芳春理事長